令和7年8月21日(木)・22日(金)に、三重県津市の津市産業・スポーツセンターにおいて、第74回全国高等学校PTA連合会大会2025三重大会が、「出会いはじまる常若のくに ~「集い、想い、継なぐ~」三つの重なる明日への力~」をテーマに、全国から6,000名を超える参加者を集めて開催されました。
岡山県内の高等学校からも約100名のPTA役員や教職員が参加し、われわれPTAが、子どもたちの健やかな成長を支えるための学びや交流の場として、非常に良い機会となりました。
【開会式】
小野三重大会実行委員長挨拶
開会式では、三重大会実行委員会の小野喜照実行委員長及び全国高P連の田名部智之会長が開会の挨拶を述べられました。
引き続き、来賓として、武部新文部科学副大臣、一見勝之三重県知事、前葉泰幸津市長から祝辞を賜りました
【表彰式】
表彰式では、PTA活動に顕著な功績があった個人・団体に対して、表彰が行われました。
岡山県からは、次の方々が受賞されました。
森長前会長(左) 貝原前会長(右)
玉島高PTA(左) 岡山南高PTA(右)
【分科会】
分科会では、4つの会場に分かれて、それぞれのテーマに沿って研修を行いました。
第4分科会では、レモンさんこと山本シュウ氏が講師として登壇し、非常に熱量の高い講演が行われ、参加者の心を大きく動かしました。
まずは大人が元気に、自分らしく生きる姿を見せながら命と社会のバトンを渡していこうと語られ、そして、PTA活動を「おせっかい」と表現し、参加者全員を「親戚」と呼び、困っている人に寄り添うことが、地域や学校を温かくする力になると話されました。
PTA活動の意義を再認識させるだけでなく、参加者自身の生き方や人との関わり方にも深く響く講演でした。
【記念講演】 「尊厳は明日の力」~壁を開ける手中の鍵~
井村屋株式会社 代表取締役会長CEO 中島 伸子 氏
中島氏は、大学生時代に北陸トンネル火災事故に巻き込まれ、九死に一生を得た経験を持ち、この事故により、声が出なくなり、教師という夢を断念せざるを得なかった。しかし、その後も数々の逆境と格闘しながら、アルバイトから女性初の経営者へと成長を遂げました。
講演では、諦めずに目の前のことにしっかりと向き合うこと、そして常に学び続けることの大切さが強調されました。
また、母として3人の子どもを育てながらキャリアを築いた経験から家庭の役割の重要性について語られました。
【閉会式】
閉会式では、三重大会実行委員長及び全国高P連会長の挨拶がありました。
また、全国高P連旗が次年度開催県の大分県に授与されました。
【アトラクション】
また、会に先立ちまして、三重県の高校生による演奏や活動状況の発表がありました。
高校生の真剣な演奏や映像作品から生徒たちの情熱は伝わってきて、参加者にとって心温まるひとときになりました。
三重県立四日市商業高等学校 ギター・マンドリン部
三重県立相可高等学校 食物調理科