岡山県高等学校PTA連合会

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会長挨拶

岡山県高等学校PTA連合会会長 菊地 潤よりご挨拶

岡山県高等学校PTA連合会会長 菊地 潤この度、岡山県高等学校PTA連合会会長を務めさせていただきます、岡山操山高等学校PTA会長の菊地潤と申します。平素より皆様方にはPTA活動に対しまして多大なるご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

Z世代と言われる今の高校生達は、生まれた時から身近にインターネット環境があり、SNS等で情報をシャワーのように浴びて育っています。このような環境の中、保護者の知らないところで危険に晒されているかもしれません。さらに成年年齢が今年の4月から、現行の20歳から18歳に引き下げられました。18歳を成年年齢にすることは、世界的にも主流となっているようです。成年になれば親の同意がなくても部屋を借りる事や、携帯電話の契約ができるようになり便利な点もありますが、契約に対して責任を負うのも自分自身になります。インターネットには、成年になったばかりの子供たちをだまして契約をさせようとする悪質な業者もいます。危険なサイトも多数あり、契約に関するルールを教える学習が必要となります。また新学習指導要領では情報教育等も加わり、子供たちの負担と不安も増していると考えられます。

そんな不安を少しでも和らげてやれるのが、居心地の良い環境ではないかと考えます。我が家では家族で日々あった出来事の話をし、手前味噌ですが笑い声の絶えない家庭だと自負しております。私が休日に家でゴロゴロしていると、娘から「お父さん、休みの日には何もせんなー」と言われることがあります。そんな時私は決まってこう返します。「元気に生きとる!」娘は半ばあきれた様子で笑っていますが、この元気に生きることが、意外と難しいのではないでしょうか。元気という言葉を辞書で調べてみますと、【①ものごとをやろうとする気力②健康であるさま③気力にあふれ、生き生きしたさま】とあります。コロナ禍での制限された学校生活や学習、友人関係、部活動等、ストレスの多い現代社会では、頑張りすぎてしまう子には特に注意が必要です。「元気に生きていてくれるだけでいいよ」と声をかけ、疲れているサインを見逃さないよう見守っていきたいと思います。

元気という言葉のように子ども達が健康で、やる気あふれる生活を過ごせるようにするには、地域の皆様、先生方のお力が不可欠です。明るい未来が描ける、努力すれば何でも出来る、そんな無敵感を持った子供達に誰もがなれる様な環境を目指し、役員の皆様と力を合わせ1年間、PTA活動に取り組んでまいりたいと思います。PTA活動に対する皆様の温かいご支援とご協力をなにとぞよろしくお願いいたします。